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2008年11月

冬はぐつぐつ、の幸せ。

先週は友人を呼んで今シーズン初のお鍋。
すり下ろしの胡麻をたっぷり入れての味噌ちゃんこはやっぱりお肉が合うんだな〜
ぐつぐつ湯気が上がるお鍋が真ん中にあると、気持ちもほどけて暖かに。
そして最後には「食べ過ぎ」で、みんなでトドのように寝っころがるのもお決まり。
なのに、お持たせのプリンはするりと胃の中に収まるのもお決まり(笑)

昨日は、おでん。
おでんには衝撃的な思い出があります。
私はその日まで、おでんというものに全く興味がなかったのです。茶色の練り物の嵐に大根や卵がちょろっと入っているだけ。全くつまらない食べ物だ!と決めかかっていました。

ところが、小5の時でしょうか。友人宅にお泊まりに行ったときの夕飯がおでんだったのです。
そこのおでんがね〜、もう最高でした!
練り物も「あの、スーパーでよく498円とかで売ってるパックじゃなくて、ちゃんとタネをひとつひとつ選ぶ練り物屋さんで買ったであろう」と予想が付く豪華な顔ぶれ。しかも、串に刺さったタコの足とか牛すじ、そして銀杏が可愛らしく3つづつくらい楊枝に刺さって茶色の嵐に彩りを添えています。
しかも最後に残った出汁で、小ネギをパラパラかけた卵とじの雑炊まで作ってくれたのです〜
出汁が美味しいからもちろん雑炊も最高(>_<)/
この、物忘れの激しい私がこの日の事を昨日のことのように覚えているのは、よっぽどこの日のことが衝撃的だったのですね。自分で作ることになったらぜひ「あれ」を作ろうと意気込んでいた食いしん坊小学生の思い出。

そんなわけで、おでんには思い入れがあります。
Img_2742_4 昨日のおでんは「野菜おでん」。やっぱり蓋を開けた時の感動を考えて、例の「串銀杏」は欠かせないだろうと。それで大根と一緒に人参もコトコト煮込み、大好きな「ちくわぶ」に加えピンクの渦巻き「なると」も。直前にはサツマイモとブロッコリーも仲間入り。
そして今回の主役は手作りこんにゃく。こんにゃく芋をミキサーにかけ、凝固剤と合わせて…最後に出来上がったときは「誰が食べるんだこの量」っていうぐらい膨れていて、驚いたんけですけどね(今でも冷蔵庫を占領し続ける大量のこんにゃくたち)

おでんの具って何が一番好きですか?
あのよくおでんセットに入っている茶色い薩摩揚げ、あれって答える人聞いたことないんですけどあれが一番好きな人っているのかな。
私はね〜、ちくわぶ、がんも、糸こんにゃくははずせないな〜どれが一番か付けられないほど好き!二番手に控えるは卵と大根。

あぁ、食べ物のことになると長くなってしまう私のブログ。
幸せの煮込み生活はまだまだ続きますよ〜

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「死と向き合う」そして映画「おくりびと」

「昨日ね〜四谷を歩いていたら、デーケンさんに会ったのよ!久しぶりだったから、懐かしくってお互いに走り寄って抱きついちゃったわ〜」

誰だろうデーケンさんって…時々母は唐突に話を振る。
ようやく私の疑問に気付いた母。
「あれ?知らなかったっけ。有名な人なのよ〜日本に「死生学」という概念を定着させた第一人者。死生学っていうのはね、聞いたことないかぁ。『いかによく生き、良き死を迎えるか』ということを学際的に考えることなの」

戦後長らく「死」をタブー視してきた日本で、『命に限りがあることを見つめてこそ生が輝く』つまり「死」について考えることは生きることの尊さに気付くことだと説いてきたのが、アルフォンス・デーケンさんだったのでした。

これは『葉隠れ』という武士の心得を語った
「あしたに道を聞かば、ゆうべに死すとも可なり」
つまり、覚悟を持って(より良く・納得して)生きれば死も恐れることはないという武士道の心と同じなんですね。
私たちのご先祖は、1日1日を大切に生きていたようです。
安穏な時代を生きる私たちが忘れそうになったことを思い出させてくれた「死生学」でした。

そして「死」つながりといいましょうか…
上映されて2ヶ月を過ぎた「おくりびと」を観てきました。
主人公は遺体を棺に納める「納棺師」。
常に死とともにあるこの職業があることを、私は知りませんでした。
「納棺」といっても、ただ棺に納めるだけではなく、
「おくりびと」の中でのそれは、残された者が大切な人との別れを納得し、今までありがとう、と「おくりだす」心の準備をさせてあげること、そのように感じました。

あっという間にストーリーに引き込まれ、笑ったり泣いたりしながらも、会場中が納棺の世界に浸っていました。
それにしても主演の本木さん映じる納棺師の、荘厳で美しい所作にはエンド・タイトルまで目が離せず。チェロの腕前にも驚きましたが…日本が誇る素晴らしい俳優さんの一人ですね。
もしかしてシブかぎ隊の頃から虎視眈々と標準を合わせていたんだろうか…

映画「おくりびと」は観終わった後も、あたたかいものがじんわり心の中に残る…いい映画でありました。

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さすが見つけ上手さん!

人にはいろんな才能があると思う。

例えば、一回会った人の顔を忘れない。
例えば、買い物に行く暇がなくて期待を込めて開けた冷蔵庫の中には野菜の切れっぱしとコンニャクしかないんかい!って時もパパッと美味しいご飯が作れる。
例えば、やたらとタイミングがいい。

自分の中でも「もしや私けっこういけてるかも…」なんて思う部分が誰しもあると思う。
はて自分は?と考えると…
「ご飯を残さない。やたら前向き。」辺りしか思い浮かばないのがちょっと腑に落ちないのだがだが。

うちのソーさん、彼がとうとう先日宣言した。満を持しての宣言だ。
「ママ!これから俺の事“見つけ上手さん”って呼んでね。」

これには家族一同、誰も異を唱えるものがいなかった。
だって彼は数々の伝説を送り出しているのだ。

たとえばミクが、命の次ぐらいに大事な「チビイル」(直径2cmくらいの探す気になれないほど小さなイルカのマスコット)を無くしたとき。
ソーは手押し車の後ろに挟まっているそれを発見した。

たとえばオットが掃除機をかけているとき。「やけに今日の掃除機は変な音がしてるなぁ」と思っていたらソーがゴミ箱から掃除機のフィルターを抱えてきて「これ忘れてるよ。」
忘れる方も忘れる方だが、発見した君はやはり才能があるといえよう。

そして、絵の中によーくよーく見ると動物がかくれているという絵本。背景と完全になじんでいたり、どう頑張っても私もミクも探せないネズミやウサギを、ソーは「ここにいたぁ♪あ、ここにもいたぁ♪」と探し出す。

すごい!君は本物の“見つけ上手さん”だよ。みんなが口を揃えて言う。
ソーは(自分から言い出したくせに)テレながら
「ミクちゃんは“お絵かき上手さん”だよね〜」
人の才能を見つけ、誉めることも忘れない。

あっぱれソーちゃん!

Img_2662

本日のお花:野菊

大好きな、野菊の香りが漂う季節となりました。

和の香りは日本人の心に優しく届きます。

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香る夜〜イタリア料理店フィオッキにて〜

美味しいもの、それは私の人生にたくさんの幸せを与えてくれます。
何しろ“食いしん坊”ですからヽ(´▽`)/

Img_2652 昨夜はイタリア料理店「Fiocchi」オーナーシェフである友人が、リニューアルオープンのセレモニーに招待してくれました。
というのも、「Fiocchi」のメニューの表紙の絵を依頼されたからなのです。

研修や買い付けも兼ねて北イタリアの尊敬するレストランを訪れ、イラスト入りの素敵なメニューを手にした時、
「そーだ。彼女にコレを描いてもらおう!」と彼は思ったそうです。
ええっ!なぜワタシ…
でもご指名を受けたからには全身全霊をかけて…だって幸せなフルコースがもうお腹の中に収まっているし(笑)

ちなみに、幸せのフルコースは…

●増田農園の有機野菜のバーニャカウダ
●黒部鱒のラヴェンダー風味のパン粉焼き サルサビアンカで
●スゥッパ・バルブッタ
●イタリア産白トリュフをかけたタヤリン バターソース
●子羊肩肉のじっくり藁包みロースト
●ピエモンテ州のデザート盛り合わせ
●小菓子とお飲み物

もう、ため息ため息、またため息。
何ていうの、美味しさのため息。

パン粉焼きの鱒から香るラベンダーの香り。
白トリュフから立ち上る官能的な香り。
藁とヨモギでじっくり包み焼きにした子羊を口に入れる瞬間の燻した香り。
Img_2655_2ヘーゼルナッツアイスクリームの香ばしく甘い香り。
きっと目の前でワインを次々と空けていたオットはそこに「ワインのうんぬんかんぬんの香り」も加わることでしょう。(悲しいかな運転手のわたしはノンアルコール~)

鼻から抜ける幸せの香りに感動した夜でした。
人を感動させられる料理ってすごいな。

リニューアルした外観・内装も温かさと洗練と格調を感じさせる落ち着く空間。
Fiocchiのホームページはこちら

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開業のお知らせ。

11月3日に開業しました。
といっても3日は飲んだくれていて仕事をしていた訳ではないのですが、
11月3日は、今は亡き大好きだった祖父のお誕生日だった日です。
お誕生日が来る度に、「おめでとう!」と電話すると祖父は言っていました。

「しーちゃん、空を見てごらん。おじいちゃんのお誕生日は雨が降ったことがないんだよ!」

不思議なことに、毎年その日は晴れ渡っていたこと、そして祖父がなくなってもそれは変わらないこと。
きっと私が毎年必ず空を見上げる日。
そんなわけで、大好きなその日を開業日としました。

仕事内容はコチラ。チラシやDM、パンフレット、名刺などのデザイン作成+印刷までトータルのパックでご案内しています。
http://www.despack.com/

年内は下準備に…なんて思っていたら、独立を聞きつけた知り合いから仕事がいくつか舞い込みました。縁って本当にありがたいものです。

ひとつひとつの仕事を大事に、出会いも大切にしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!

0090 私の孤独な仕事場はコチラ~

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秋の公園と、ほろ酔い。

数週間ぶりに訪れた小金井公園は、すっかり秋の装い。

渋いグリーンから黄金色へ、明るいホオズキ色へ。

キリッとした空気の中で、目には暖かいグラデーションの季節。

お弁当を食べたあと、澄み渡った青空を見上げながら背中にぽかぽかの日差しを受けていたら…5分で記憶が飛んだ…(笑)

018 何やら楽しそうな声で目覚めると、ミクたちが木の実や葉っぱを集めるのに大忙し。秋の公園は子供たちの情緒もくすぐってくれる。

想像力がどこまでも広がっていく。自然ってやっぱりすごいのだ。

その日の夜は、友達行きつけのバーへ。

店主さんもお店に来る常連さんも、みんな仲良しで和気あいあい。

なんだか居心地のいい空間で、ご飯もお酒も美味しくて、なんとも幸せな一夜でありました。

若いころは飲み放題の2時間でカラオケ付き、で全然大丈夫だったのに、大人になったのだろうか、おばちゃんになったのだろうか、やはり落ち着く場所でゆっくり飲むのがいいのだな。

すっかりいい気分で岐路についたものの、心残りがひとつ。

酔っ払って女王様キャラになった友人Mを置いてきてしまったこと。

でもきっと、しっかり者の友人Yがばっちりサポートしてくれたことでしょう。

「ほろ酔い」か「倒れる」かの選択肢しかない不便な体質を持つ私としてはとことん付き合えないのが残念でもある。

いつか浴びるほど飲んでみたいヽ(^。^)ノ

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