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祖父と阿蘇のこと

父方の祖父の記憶はない。

私が2歳のときに癌で亡くなってしまったから。

どうやら初孫である姉を猫っかわいがりしていて、次女である私が隣にいても「おぉ、いたのか!」ぐらいの扱いだったらしい。

「お刺身を注文するときもねー、3歳のお姉ちゃんが一皿、私としーちゃんで一皿だったのよー」母の忘れられない思い出のひとつだそう(笑)

祖父は頑固で気が短くて、今ではあまり見られない光景「ちゃぶ台をひっくり返す」を地で行く人。でも男気があって本当は優しい、生粋の肥後もっこすだったとか。

今回の熊本行きはそんな祖父の33回忌。

祖父の思い出話を聞いていたら、ちょっとすれ違っただけの人生が残念に感じた。

頑固で気難しいおじいちゃんと話してみたかったなぁ。

今、同じ時を生きる人たちは本当に貴重な一瞬を共有しているんだなぁ、と改めて感じる。

人との関わりを大事にしなくては。

ところで久々の熊本、すごく気持ちよかった。

Img_4559 1泊2日はあっという間だったけど、

まだまだ元気なお祖母ちゃんに会えたこと。

ミクと早起きして木の実や野草を摘みながら散歩してまわったこと。

法事でのお料理が、笑えるほど品数が多かったこと。

フライトまでの数時間に阿蘇をドライブしたら、ススキやセイタカアワダチソウの群れが黄金色に光ってとても美しかったこと。

そして…

帰りに、そんないい光景を胸に空港へ着いたら、ホテルの引き出しに家の鍵と羽田に預けてある車の鍵を置き忘れたことに気づいたこと…く("0")>

ま、いろいろありましたが、良い2日間でありました。

無事に東京に降り立ち、車に乗り換え首都高を走ってるとき…

「コンクリートジャングルだねーーー」

「だねーーー…」

改めて、東京という街の硬さにハッとしました。

Img_4620_2胸に思い出されるのは、数時間前に見た阿蘇の山稜。

気持ちまで澄み渡るような景色。

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コメント

阿蘇の山稜がキミの原風景か?
お祖父ちゃんとお祖母ちゃんにとっては日常で
ミクとっては東京を離れた非日常。
彼女の中でどんな風に残るのか
楽しみだね。

投稿: ナツ+ | 2009年10月23日 (金) 20時50分

>ナツ+さん
私の原風景は阿蘇の山稜でもあり、北海道の銀世界でもあるなぁ。
ミクたちにとっては、もしかしてナツさんと同じく、浜田の海だったりしてね(何しろ赤ちゃんの時から見てるからね)。
いつも心に映し出される風景があるというのはひとつの財産だね。

投稿: しー | 2009年10月24日 (土) 19時32分

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