書籍・雑誌

「パンダのシズカくん」

Img_4506 本日も雨模様。

明日は中秋の名月が見られるかな…。

←我が家ではピンポン菊と上新粉でスタンバイ。

10月に入って時間的余裕ができたので、子どもたちの「寝る前の絵本」を再開。

ミクが図書の時間に借りてきた本の1冊のタイトルがものすごく気になっていたわたし。

その名も…

「パンダのシズカくん」

ジョン・J.ミュース(作・絵)/出版社:フレーベル館

この絵本を読んであげながら、実は自分がものすごく引き込まれた。

そばで聴いていたオットも、読み終わったとき「おぉ~~~」って言ってました。

パンダのシズカくんは、お友達になった3兄弟に、それぞれの心境に合ったお話をしてくれます。

その内容は禅の心に基づくもので、ちょっとしたユーモアもありつつ、ふと考えさせられて心に残るお話が印象的でした。

↓たとえば一番年下のカールくんに話してあげたお話。(あらすじ)

-------------------

川を渡ろうとしたけれど、着物が濡れる!とお付きの者に怒っていた女の人。

若いお坊さんは、そんな場面に出くわし、素通り。

年上のお坊さんは、女の人をさっとかかえあげて向こう岸まで連れていってあげた。

女の人は、お礼も言わずに行ってしまった。

しばらくして若いお坊さんが我慢できなくなっていった。

「あの女はわがままで不作法だった。あなたが向こう岸までつれて行ってあげたのにありがとうも言わない!」

「それは、とうにおわったことじゃ」と年上のお坊さん。

「どうしておまえは、まだあの女をおんぶしておるのじゃ?」

--------------------

あるね、こういうことってある。

でもそういう時って自分では気付けないんだよね。

パンダのシズカくん、うちにも遊びに来てくれないかな。

(シズカちゃんならいるんだけど…、笑)

| | コメント (2)

サイン会に行く。の巻

行きたいなぁ…と思っていたけど、夜だし無理だよなぁ。と諦めていたら…

子供たちがおばあちゃん家に泊まりに行きたい!とわがままを言ってくれた~

急にぽっかり空いた夜の予定。本来ならば、珍しく溜めこんだ仕事に充てるべきなのだろうけど、ここは神様からのプレゼントと都合よくとらえ行くことに。

早速向かった先は、神保町の本屋さんで開催される、

…サイン会(*・・*)

藤原新也氏の新刊

「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」(東京書籍)

は、地下鉄のフリーペーパー「メトロ・ミニッツ」に掲載されたものを一部編集したもの。

以前地下鉄で通勤していた私はこの雑誌の愛読者だったためこの西のベランダでも2、3回触れたことがあると思う。

そして心のかたちという日記では本文より一部抜粋したため、掲載に問題があるようなら記事を削除しますとのメールを藤原氏本人に送った経過がある。

返事はない可能性が高いと思っていたのだが、数日たってご本人から返信がきた。

その返信には、こういうものは広く分かち合うものだと思うのでご自由に掲載くださいという了解の旨と、コメント欄を興味深く拝見しました、というお返事が書いてあった。(だからあの日記にコメントしてくれた方のそれは藤原氏チェック済みなのです)

自分からメールを送りつけたものの、毎日たくさん届くメールの中の1通に目を通してブログのコメント欄まで見ていただけたことにじーん…としたあの日のことは忘れない。

そんなわけで、そんなお礼の気持ちもありつつそしてご本人にも一度お会いしたく神保町まで駆けつけてしまった次第。しかもお手紙(ファンレターというのだろうか)を持って。

オットに「渋いサイン会に行くね」と言われた通り、会場には40代50代くらいの男性の姿が多かったような。ドキドキしながらのゆっくりゆっくり進む長い列の最後尾に並ぶ。

何しろサイン会なんて初めてなので…サインしてもらうだけだろうと思っていたら、名前入りで達筆で丁寧に、しかもとても美しくサインしていただいた上に、握手もしてもらった。以前ブログに掲載させてもらったお礼も蚊の鳴くような声で言う事ができた。(だからお手紙など渡す余裕がなかったというより忘れていた、笑)

なんかすごくドキドキしたけど、行って本当によかった。

そして肝心の本の内容ですが、14編すべてが実話に基づいています。

ふとした瞬間の行動で人生がまったく変わること、

ふとした瞬間から自分の人生が急にあらぬ方向へいくこと、

後悔を通じて過去の自分と向きあえるようになったこと、

自分の人生に一瞬交差しただけの人が心に永遠に残ること、

そんな人生を覗きみたとき、胸を熱くしたり、その人の気持ちが重なってどうすることも出来ない現実に打ちのめされたり、記憶が過去へ飛んで遠いあの人を思い出したり、たくさんの想いがあふれるようでした。

そして自分の人生に立ち返り、迷い後悔しながらも、そんな想いも大事にしながら丁寧に生きて行こうと思える。そんな1冊です。

Img_4489 サイン本含め2冊持っているため(発売前からアマゾンで注文していたので)、1冊はこの本を読んでみたい方にプレゼントします。先着1名様なのでお早目に~

←ミクが摘んできてくれた今日のお花。

 可愛いね!でも臭いね!と顔を見合せて笑いました。

 “花ニラ”だもんね。

| | コメント (4)

和・生菓子~日日是好日のススメ~

友人のお家に遊びに行ったとき、なんともラッキーなことに、ちょうどその日は「とらや」さんの生菓子が届く日だった。

自分用にわざわざデパートに出向くこともないし、時々ご進物でいただく羊羹以外は、無縁のとらやさんの生菓子。しかも、隔月で届けられる和菓子は、店頭には並ばない、注文を受けた人だけが眺め、味わうことができるものらしいのだ。

私は「しっとりとした甘いもの」には目がないのだけれど、その中でも「和菓子」が大好き。

和菓子屋さんの店頭に並ぶ、季節を奏でた生菓子の美しく陳列された様子を見ると、以前、京都の「鶴屋吉信」で生菓子を作る体験をしたことを思い出す。

一枚一枚木のへらで型押しして桃色の餡に花びらを描き、真ん中に黄色い餡をふさふさにして乗せる…

自分で作った椿の形は職人さんが作ったものとは別物だったけど(笑)、食べてしまうのが惜しいくらい可愛らしかった。

ピンポーン♪チャイムの音とともに届いた生菓子。

Img_4033 これまた粋な「虎」の包装紙に包まれ、3種類の生菓子が6個、きれいに並んでいる。

可愛いなぁ。なんて愛らしいんだろう!

そしてこのすーっと口の中で消えていく上品な甘さ。

しばらくは「和の生菓子」の呪縛から逃れられなそうだなぁ。(デパートの近くを通りがかるたびに和菓子売り場に吸い寄せられていく自分を想像できる~)

ところでこの可愛い和菓子たちを見て思い出したんだけど、私の大切な一冊に森下典子さんの「日日是好日」という本がある。この本は私が赤ちゃんだったミクを抱えて不安でいっぱい、余裕なし!という子育て真っただ中だったときにプレゼントしていただいた本。

内容は、森下さんが茶道に出会ってから20数年たつまでのお話なんだけれど、茶道を通して淡々と描かれた日常の中に、豊かな日本の四季の存在と、自分が見落としていた大切なものに気づかせてくれた本。終わるのが寂しくて、ゆっくりゆっくり何度もなぞるように読んだあの日を思い出す。

ちなみに、、この本を読むと美味しそうな生菓子がたくさん出てくるから大変!

まず、季節の生菓子と美味しいお茶を用意してから本を開くのがおすすめです。

| | コメント (2)

乳がんと牛乳

Img_3016 「たまに、このスイセン、むぅ~っと急にいい香りがする時があるんだよねー」

「ミクもそう思った?私もちょうどそう思っていたときだったんだ。なんだろうね、外からの日差しが当たったときなのかな~」

リビングのテーブルに活けてある水仙。私はパソコンをしながら後ろから流れてくる濃厚な香りに気づき、ミクはテーブルで絵を描きながらのふとした会話。他、もしかしたらお花の存在にも気付いていないかもしれない男子約2名(笑)

さて、今日はちょっと真面目な話。

通勤がなくなったのでなかなか本を読み進められないこの頃、ようやく2か月以上かけて読み終わった本の内容をブログを読んでくれているみなさんにもお伝えしたくて。

「乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか」 ジェイン・プラント著

英国で2000年に初版されて、日本語版が出版されたのが去年の10月。

著者のジェイン・プラント教授はイギリス人で、地球科学の科学者である。彼女は42歳で乳がんになり、乳房切除をしたがその後も4回乳がんを再発し、最後はリンパ節にまで転移した。

彼女が一般の患者と違ったところは、物事をいろいろな角度から見て分析するという科学者の考え方で、うわべだけを取り繕う対症療法ではなく、根本の原因を探り当てたということだ。その科学者ならではの推理の過程が面白いし、私たちに最もなじみがあるこの食品「牛乳」と、乳がんや前立腺がんの因果関係に慄然とする。ちなみにプラント教授は、この発見が医学界に偉大な貢献をしたということで英国王立医学協会の終身会員に推挙されている。

牛乳は「自然が生み出した完璧な栄養食品」と教えられ、日本人にとっても生活に密着した飲み物だった。しかし、実際のところ牛乳とは1日に1キログラム体重が増える「子牛のための」飲み物なのだ。すっかり体が成長してしまったましてや「人間の」飲み物ではない。

この本を読んでいると、自然に逆らわず自然を乱さず、自然を尊重して暮らすことが人間の平安にもつながるということを感じる。農薬をたっぷり使った土壌、抗生物質入りの家畜の餌も然り、結局自分の首を自分でしめている私たち人間なのだ。

とはいうものの、特に健康も害しておらず危機管理の薄い私としては、完全に健康第一・自然第一でいくストイックさはまだない。半年くらい前から牛乳は(別の理由から)豆乳で代用していたものの、チーズは大好きだし、乳製品たっぷりのお菓子にも目がない。外食にいたっては何でもあり状態。

でもたとえば、ケーキと和菓子で迷ったら和菓子。洋食と和食で迷ったら和食。お財布の中身と相談しながらできるだけ有機野菜を選ぶ。など、小さなことだけど、指針を持つ事でそんな風によりよい選択をしていけたらと思う。

そしてもしまわりで乳がんや前立腺がんを発症した方がいたら、ぜひこの本のことを思い出してほしい。死を強く意識させる「がん」という病気をを自分の力で治すことができるという、大きな希望を与えてくれる一冊なのです。

| | コメント (8)

夢を見る力

今日読んだ本に、「絵本を読むことは“夢を見る力”があることだ」と書いてあった。
思わず深く心の中で頷いてしまった。
夢を持ち、想像できる力がないと絵本は心に響かない。

情報化社会の今日は、あちこちからいろんな情報が飛び込んでくる。
いつの間にか頭でっかちになって、自分が何を目指しているのかわからなくなってしまう。
でも自分のスタイルと夢をしっかり持っていたなら、ブレることはないのだと思う。

絵本はいつも優しく語りかける。
難しいことなんて考えなくていいんだよ。
この絵を眺めて。言葉の美しさを楽しんで。
でも読み終わったあとに、優しい温かな余韻を残してくれる。
いつの間にか心に、少しづつ温かなものがたまっていく感じ。

いつの間にか習慣になっていた、子供たちへの、寝る前の読み聞かせ。
絵本の世界にまた戻ってこられて良かった。
Img_1578

| | コメント (2)

夢と、日本と世界と宇宙と。

久々に見た(覚えていた?)夢。

私は水を張った洗面器の中を泳ぐ、小さな鯉。
洗面器の上の方には自分の体がぎりぎり通りそうな穴がひとつぽっかり開いていて、
鯉である私はその穴の向こうに行きたくて、何度もジャンプ、ジャンプ!
何回目かにトライした時、ようやくその穴を通過することが出来て外の世界へ。
でも、外の世界にはお水がなくて、苦しいことに気付く。
ピチピチ跳ねながらどうにか元の洗面器に戻ろうとする私。
その「鯉である私」を、人間である私が一部始終を見ている。
苦しそうに跳ね回る鯉の私。手助けしてあげたいけど・・

なんだこの夢。
夢診断をしてもらったら、「あなた悩みがありますね」と言われること確実?

さて、話は変わって、最近面白かった本。
◆『17歳のための日本と世界の見方』春秋社  松岡正剛著

17歳の・・を甘く見てはいけない。大学での講義を元に編集された本なのだけれど、世界のなかの日本という関係性を「編集」というスタイルでまとめた、歴史や宗教、哲学などのことも含め、広く深い知識をぎゅぎゅっと凝縮した重みのある1冊。
特に第4講を読むと日本のことが愛おしくなり、もっと知りたくなる。(その前に、自分の知識のなさに愕然としたりもする)第5講のまとめは、感動に値する。17歳といわず、おばちゃんにもおっさんにも面白いこと請け合い。この本を読むと、読みたい本が山積みになること必至。

その山積み以外に、また読みたい本を見つけてしまったのがこちらの本。
世界を日本をしっかり押さえたら次は宇宙へ飛びだそう!?

ホーキング博士が娘さんと書いた本の日本語訳がとうとう出版されたらしい
◆『宇宙への秘密の鍵』岩崎書店

「子どもたちのために書いた、スペース・アドベンチャー。ジョージの冒険をとおして理論物理学の考え方のいくつかを説明し、ブラックホールや太陽系、星の誕生など宇宙の神秘を伝える。」

子どもたち?えぇ、そうなんですよ。対象年齢は小・中学生となっております、笑。
過去にホーキングの宇宙論で挫折した私としては、このあたりから入門しなおそうかと。こちらを読むと余計読みたくなります↓

以下、AFP通信の記事より
温暖化から地球を守るか、ヒトが住める別の惑星を発見するか?ーー物語の中で主人公たちが直面する二者択一の問題にどう立ち向かうかとの問いに、ホーキング博士は本書の主人公同様、「両方を追求したい」と答えた。「地球温暖化が自律的に継続し、温室効果ガスの排出量を削減しても気温が上昇し続けることを心配している。まだその段階までは行っていないことを願っているが、事態は急を要する。結局人類は宇宙に進出しなければ未来がないと思う。母なる地球を越えて活動の範囲を広げていかなければ、人類はいずれ小惑星の衝突か、核戦争で絶滅するだろう」

| | コメント (8)

本が、出ました

「ねぇママ・・?ミクって何でこんなにママのこと好きなんだろう?」
愛にあふれるミク姉のありがたいお言葉・・

「なんかさぁ、大きくなって彼氏ができたときに『おまえ、重いんだよ!』とか言ってフラれるタイプだよね」
オットとひそひそ話していた翌朝。
「ねぇ・・まーさん(オットのこと)って、なんでこんなにカッコイイんだろう?」
キターーーー!第2弾!!しかも媚びの色さらに強し。
それに対しオット
「ミクちゃん、カッコイイのは生まれつきで、永遠に変わらないものなのだよ」
肯定かよ!
さすがこの子にしてこの父あり。

そんなミク姉がモデルとして少しだけ関わった本が、本屋さんに並び始めました。
この撮影をした時のことを思い出すと今でも顔が赤らむ母・・
「ミクちゃん、このお人形のお洋服、ゆっくり脱がせてみてくれる?」
使命感に駆られた彼女、必死の形相で洋服を脱がしにかかる。それにしてもすごい気合いだ!マンガだったら「メラメラメラ・・」なんて効果音が背景を飾ることだろう。
「ミク〜・・力抜いて〜笑って〜」母の応援も空しく、振り向いたミクの固まった笑顔にふくらむ鼻の穴。もちろんカメラマンも唖然〜
3歳の時の撮影はナチュラルにこなしていたので、きっと責任感を伴った4歳児のプロ意識がそうさせたんでしょう(たぶん・・)

ちなみに・・本はとても内容の充実した、手作りを応援する本です。
シュタイナー教育で使われるウォルドルフ人形や羊毛を使ったモビールなど、かなりの癒し系。作品に触れると気持ちまで優しくなれるよう。よかったら本屋さんをのぞいてみてくださいね。

文化出版局
「ウォルドルフの手仕事  心を育む人形たち」 佐々木奈々子 著

| | コメント (2)

山崎豊子シリーズ

『沈まぬ太陽』を読み始めたときから、山崎豊子シリーズにすっかり夢中。私の通勤時間は小説の中の怒濤の日々にどーっぷり使っている。
『白い巨塔』『二つの祖国』『不毛地帯』『暖簾』『女の勲章』・・山崎氏の取材の徹底ぶりには本当に驚かされる。さすが元新聞記者。
山崎豊子氏の本を読破してしまったらどうしよう。その後に読む本が軽く物足りなく思えそうな気がしてしょうがない。(あ、でもこれ横山秀夫氏の「クライマーズハイ」の時もそう思ったんだっけ・・)

この間、会社に行く電車がオット同じで、たまたま本の話になった。
オット「人気がある作家でさ、女性でさ、名前が岡・・岡・・ナントカ岡、か、岡ナントカ」
私  「宮部みゆき」
オット「そう!・・あ、どこにも岡がついてない・・」

彼はよほど薦めないと本を読まないから、たまにヒットした本を熱く押すことにしている私は、この時とばかりに「いいよ〜山崎豊子シリーズ。とりあえず、『不毛の人』から読んでみて〜これはね・・」とさんざん題名を連呼して「じゃっ!」と乗り換えの駅で別れた。
そして気づく。 『不毛の人』じゃなくて『不毛地帯』だった。
よりによって『不毛の人』。毛が・・毛が・・

| | コメント (2)