オレオレ、4歳。
保育園にお迎えに行くと、先生がスーッと近づいてくる。
先生「そーちゃんのお母さ~ん…」
母「せんせ……今日もまた何かやらかしました?」
いつものご報告が始まる。
「今日はね~、そーちゃん、お友達と二人で悪さをして怒ってもきかないものですから、廊下に出したんですよ。それで反省してるかなぁ~と思って少ししてドアを開けたらいないんです(;_:)玄関まで遠征して遊びに行ってました。で、厳しく叱ってまた廊下に立たせていて、もうそろそろ可哀そうかなと思って廊下をのぞいたら、また玄関で楽しそうに遊んでましてねー。今日はそれを3回も繰り返しました~」
母「…毎度ながらにワルですねー!いったいどういう教育をしたらあんな風に育つのか親に聞いてみたいですよね!」
先生「…。なんだかソーちゃんがヨダレかけしてオムツしてよちよち歩いてたころが懐かしいです(←遠い目)」
母「私もですよぉ~…(←ものすごく遠い目)」
そんな、そんな「反省」という言葉をまだ知らないラテン系「ノリだけで生きている男・ソーちゃん」が4歳の誕生日を迎えた。
もし年齢に留年なんてものがあればソーは確実に3歳で留年、小学校なんてあと4~5年は入れないに違いない。
せっかくのお誕生日、何かいいネタはないものかと去年の日記を覗いて愕然!!
●周りが引くほどの甘えん坊だし→えぇ、その通り
●怒るとひっくり帰ってジタバタするし→しかも口が達者になってきて「その言い方よくないよっ!ママがそう言われたらどんな気持ちっ」とギャースカギャースカ泣きながら反論。
●何かに集中すると必ず漏らすし→これは最近ないぞーと思ったら昨日ズボンを濡らして帰ってきた…
●ご飯は未だ手づかみがお好みのようだし→箸は10秒で放棄。よっぽど指先が器用なのか。
●しかも、自分はすごく強い大人の男性だと思っている→いつもドゥキューン!ズバッ!ズバッ!と言いながら見えない敵と戦っている。「ミクちゃんとママを守ってあげるからね(^_-)」って…まずは自分のことをどうにかしなさいよ…
というわけで、この1年で素晴らしい成長を見せてくれました!と豪語したいところだが、ホラ吹きになるのでやめておこう。
そんなソーが熱く希望した誕生日のプレゼントは仮面ライダー「ディケイド」の武器。
知ってます?変化し続た今の仮面ライダーって、顔が蛍光ピンクと黒のシマシマでセンス悪斬新なデザインなんです。それでその武器たるや、武器っていうか小型のノートパソコンのような。そのノートパソコン風の角から剣や銃らしきものがガシャッ!と出てくる。これじゃぁ戦いにくいだろうに…で、その使い勝手の悪そうな武器にソーが痺れまして…切り分けられた自分のバースデーケーキも食べることなく、ミクがくれた手作りおもちゃも触るどころが見向きもせず、見えない敵と戦っておりました…
普段は心にもないことを平気で言ってのけるソー(ご飯をたくさん残しながら「ママのお料理はサイコーだね!とか)に一言いいたい!お小遣いのないミク姉が自分で考えて作った「ガチャポンの容器にビーズを入れて振ったら音がするオモチャ」に反応してくれ!自分でプレゼントを開封して「ほらっ!ほらっ!」と目の前で実演しているミク姉がやけに寂しそうだったよ~
夜、布団に入ってからも11時ごろまでガシャーン!バキューン!と効果音が響いており、朝は保育園に行く前に「盗られたら大変だからね」とかブツブツ言いながら武器を隠しておりました。当分忙しくなりそうだけど(敵が次から次へと襲いにくるから)たまには母とも遊んでね~
「誕生日のごはん何がいい?」ソーに聞いても「何でもいいよ(^_-)☆」と話にならないので、オットに聞いてみた。そしたら…
「ステーキがいいんじゃない?」「でも昨日もステーキだったし~」「…豆腐のね!」
というわけで、本物の『ぎゅうにく』のステーキと相成りました。
ピーマン星人・ソーのためにピーマンと人参のソテー。じゃがいも男・ソーのためにポテトサラダとスペイン風オムレツ。鍋ごといただきたいほど好きなコーンスープ(市販)も忘れずにね。そんなお誕生日ディナーでありました(*^_^*)